人材育成通信をご覧の皆様、こんにちは。
コスモ教育出版、編集部の成田圭騎です。
今回は「チャンスを活かす」ということについて書かせていただきます。
「名刺1枚あれば誰とでも会えるんだ」
私が編集部に配属されたばかりのときに、上司から教えていただいたことです。
【私の名刺】
編集者や記者は、誰にでも取材ができるチャンスがあります。
実際に『理念と経営』では、企業経営者だけではなく、スポーツ選手や声楽家、映画監督など、
さまざまなジャンルの方々に登場していただいております。
どんな人をどのような形で掲載すれば、読者の方に喜んでいただけるのか。
これを考えることが編集という仕事における醍醐味の1つであり、「誰とでも会える」ということは、
誌面を面白くする可能性が無限にあるということだと私は思います。
人によっては、出版社の社名だけで、付き合うか付き合わないかを決める方もいらっしゃいます。
もちろんビジネスですので、そういった基準は悪いことではありません。ネームバリューについては、
弊誌はまだ社会的な知名度は低く、他の出版社に比べて不利な部分があることは事実です。
しかし、有利不利に関わらず、挑戦するチャンスは平等にあります。
昨年の11月号では、今話題のドラマ「半沢直樹」の原作者である、池井戸潤さんをインタビュー取材した記事を掲載しています。
上司は池井戸さんに取材を承諾していただくまで、作品をいくつも読み、感想を添えた手紙を送り続けました。
もちろん一度で返事がくることは珍しく、なかなか返事は来ませんでした。
それでも手紙を送り続けた結果、ある日返事があり、池井戸さんとの関係を築くことができたのです。
何が何でもその人を誌面に登場させたいという、上司の強い気持ちがあったからこそ、チャンスが実を結んだと思います。
私はこのことから、どんな条件であっても、チャンスを結果に結びつけようとする熱意と、
それを実現するために努力を積み重ねることが大切であると学びました。
私も「誰にでも会える」というチャンスを活かせるように、上司のような熱意と努力で人脈を広げ、
読者の方により喜んでいただける誌面づくりに励んで参ります。
そのために、まずは読者の方のお役に立つ企画に合うような人を探し、
その人の作品を小さな記事まですべて読むことから始めます。
次回の担当は、大阪センターの菅野さんです。
どうぞご期待ください。
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