日創研浜松経営研究会の例会で講演させて頂きました。
「御社の『利益を出すため』の業績アップ戦略」 というテーマで、
会場のアクトシティ浜松の研修交流センターは、イスを追加するほどの満席で、
その後の懇談会では、質疑や事例研究(庄田鉄工さん)を行ないました。
社長・幹部・社員さんと幅広くご参加の予定と伺っていましたので、
社員の皆さんにも分かりやすく、お話ししました。
「ビジネスとは何か?」の問いかけから、
「お客様とは?」
「商品とは?」
「業績とは?」・・・と、
分かっていたつもりのことを改めて問いかけてみると、
「???」となっていた方がいらっしゃいました。
これでは、業績が上がらないですね。経営知識は重要ですね。
皆さん、経営の勉強の重要性を感じられていました。
業績を上げたいのに、業績の上げ方をご存じでない方が多いのが、
実情なのかも知れませんね。
■お客様が買っているものは「価値」
8月にアメリカの高級食品スーパーのホールフーズ・マーケットを買収した、
同じくアメリカのネット通販大手アマゾン・ドットコム。
今では、私も書籍はほとんどアマゾンで購入しています。
アマゾンの魅力は、何といっても2億種類を超えるとまで言われる品揃え。
そして、早ければ当日には届いてしまう配送スピードの速さですね。
しかし、アマゾンの最大の強みは、
アマゾンで買い物をされる方は良くご存じと思いますが、
1.注文履歴
2.ほしい物リスト
3.最近閲覧した商品とおすすめ商品
4.よく一緒に購入されている商品
5.カスタマーレビュー
などの情報で顧客の購買志向をガッチリと掴んでいることです。
私も、おすすめ商品や、一緒に購入されている商品の表示に惑されて、
ついつい衝動買いをしてしまい、
毎月、結構な金額がカード会社から引き落とされています。
私たちのような日本の中小企業が、アマゾンに一切歯が立たないかというと、
私は決してそうではないと思っています。
お客様が買い求めているのは、商品やサービスに対する「価値」です。
つまり、自社で提供する商品やサービスの「価値」を
どうマーケティングするかによって、
アマゾンにはない自社独自の「価値」を提供出来るのではないでしょうか?
アマゾンをマーケットの「リーダー」とするならば、
マーケットの隙間を徹底的に追求する「ニッチャー」に徹することが、
お客様に必要とされ、求められるマーケティングと言えるでしょう。
皆さんの会社だけがお客様に提供出来る「価値」とは何か?
これを機にもう一度考えてみませんか?
株式会社日本創造教育研究所(日創研)
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