先週木曜日、コア・コンピタンス経営発表大会を
東京センターをメイン会場に、
福岡・名古屋・札幌・広島・鹿児島の5会場を
サテライトで結んで開催しました。
※3月27日(火)には、
大阪センターをメイン会場に、
金沢・愛媛をサテライトで結んで開催します。
今年の事例発表者として、
●庄田鉄工株式会社 代表取締役社長 庄田 浩士 氏
●株式会社DOユニオン 代表取締役 織畠 哲朗 氏
●株式会社エグチ 代表取締役 江口 昇吾 氏
上記三社の皆様にコア・コンピタンス経営の事例を発表して頂きました。
コア・コンピタンスとは、
C.K.プラハラードとゲイリー・ハメルが
アメリカのハーバード・ビジネス・レビューで
「コア競争力の発見と開発」を共同執筆し、
そこで初めて世の中へ広められた概念です。
コア・コンピタンスは、
本来は大手企業が学び取り入れる経営戦略ですが、
日創研では中小企業にこそ必要と捉え、
業績アップ上級コースでお伝えしています。
コア・コンピタンスとは、
「顧客に特定の利益をもたらす技術、ノウハウ、スキルの集合である」
と説明しています。
すなわち、競争優位をつくりだす源泉ということです。
価格競争ではなく、提供価値で競争する経営です。
価値を創り出すには、やはり人財育成が絶対的に不可欠です。
事例発表頂いた三社とも、社員さんの可能思考研修の受講が大前提でした。
価格競争で企業体力を落としてしまう経営戦略になっているか?
競争優位をつくり顧客に特定の利益をもたらす価値づくりの経営戦略になっているか?
さて、皆さんの現状はいかがですか?
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■ビジネスの種は足元にあり!
月刊『理念と経営』3月号
『特集 ビジネスの種は足元にあり!
-「いま求められているもの」を見つける"眼"』より
早稲田大学ビジネススクール教授の内田和成先生が、
三つの「顧客創造型」企業事例の総論とまとめを寄稿下さっています。
今回、登場した軒先、おかん、ちよだ製作所は、
いずれも「新しい製品やサービス」で
「誰もが気づいていない価値を具体化すること」に成功した
「市場創造型」に分類されると思います。
何か特別なハイテク技術でできたわけではありません。
わかりやすい例でよく紹介しているのは、青山フラワーマーケットです。
普通の花屋ですが、一つ過去の花屋と違うのは、
特別な記念に花を買ってもらうのではなく、
日常生活で、飾ってもらうために花を提供しようと考えたことです。
だから、価格を安価にしています。
わざわざ行かないといけない立地ではなく、
人の多い通り道がいいから駅の中や駅のそば。
店構えも、ドアがあって入らないといけないのではなく、
通路か店かわからないようなつくりになっている。
日常的に使いやすい花屋に徹底してこだわったことが、
一つのイノベーションになったわけです。
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青山フラワーマーケットは、
「Living With Flowers Everyday」をコンセプトに、
花と緑に囲まれた心ゆたかなライフスタイルを提案しています。
パリのマルシェをイメージした店内には、
産地にこだわった旬の花が用意され、
関東・関西・九州・北海道・東北・パリに160店舗で、
80億1千万円の販売をしています。
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★みんなの反対を行く!
花の素晴らしさを日常生活で体験していただき、
心ゆたかなライフを送っていただきたいとのおもいですね。
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「誰に、何を、どのように売るのか?」
これは商いの基本中の基本です。
お客様を明確にして、
そのお客様の求めるものを、
求めるお客様がいるところで、
求めやすい売り方で販売すれば、
お客様はまだまだ増えるのではないでしょうか。
皆さんの会社は、誰に、何を、どのように売るか、
この筋を一本通せていますか?
一貫性やストーリーを作った価値提供を心がけましょう。
株式会社日本創造教育研究所(日創研)
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