先日、イタリアンレストラン専業で、大阪市西区に本店を構える、
株式会社カラビナフードワークスの西川智之社長を訪問してきました。
株式会社カラビナフードワークスは、
「食でつなぐ人と街」を企業理念に掲げ、大阪の都心に計7店舗を有し、
お店ごとに街並みや通りの雰囲気に寄り添ったお店づくりに努めています。
「カラビナ」とは・・・
社名にあるカラビナとは、登山や救助時にロープを繋いで体を固定する金具。
人間の命を守る大切な役割を担っているのと同じく、
同社もお客様の生命や人生に欠かせない食を扱うという役割を担っておられます。
登山やキャンプが趣味の西川智之社長ならではの社名ですね。
各店舗とも、緑あふれる開放的な空間でのランチやディナー、
レストランウェディングでファンをつくり、業績を上げています。
■イタリアン以外には手を出さない
カラビナフードワークスは、イタリア料理専業です。
お店の店名や見せ方は違いますが、提供する料理はイタリア料理だけです。
イタリア料理を食べたい人や作りたい人、さらには学びたい人が集まってくると言います。
他の業態に手を出すと、ミスマッチが起きて喜びが提供出来なくなるからです。
※絞り込みや集中するところに利益が隠れていますね。
■人として大事なこと
西川社長は、学生時代にアルバイトした超繁盛店だったコーヒー店のマスターに
基本を厳しく叩き込まれたと言います。
食事を誘って頂いた翌日にお礼を言わないと嫌味を言われたり、
お店で後ろを通る時に挨拶をしないと叱られたそうです。
「表から入ってくる人も裏から入ってくる人も平等に接する」
お店は裏から入ってくる人たちによって支えられている。
これは西川社長自身の体験に裏打ちされた経営哲学と言えるでしょう。
■基本的なこと
当たり前のレベルの差が、会社の業績や社風の差に影響すると考えています。
特に挨拶は、会社の差を感じます。
元気な挨拶が当たり前の会社は、普通の挨拶でも元気があります。
ホールも料理人もソムリエも、どんな役職でも「技術は人格の上に立つ」と考え、
きちんとした挨拶はもちろん、基本的なことが出来る習慣・人格を、
カラビナフードワークスでは、仕事の中で身につけてもらっているそうです。
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挨拶や電話応対で、その会社が分かるとよく言います。
「何とか売り上げを上げよう」「何とか受注や契約を取ろう」「お客様を増やそう」と、
私たちは頑張っています。
しかし、そのお客様が「リピートして下さるか?」「ご紹介して下さるか?」
まずは社員さん一人ひとりが、人として大切なこと、人として基本的なことに対して
誠実に取り組んでいるかどうかが大切ですね。
皆さんの会社は、そして、あなた自身はいかがですか?
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株式会社日本創造教育研究所(日創研)
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