2018年5月アーカイブ


★★★☆★★★ 「ななつ星in九州」 SEVEN STARS IN KYUSHU  ★★★☆★★★


2013年に運行開始した、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」。

運行開始から5年近く経っても予約倍率が20倍とも言われ、
相変わらずの大人気です。

この「ななつ星in九州」は、予約のコネやツテは一切お断りで、
あの世界の王貞治さんから「知り合いが乗りたい」と頼まれてもお断りしたという、
一人の例外も作らない徹底ぶりが、ブランドの価値を高めているのでしょうね。

博多駅のホームで、JR九州の社長やスタッフが並んで手を振り、
社内のお客様も手を振り楽しそうに出発される光景を何度か見たことがあります。

その度に、「いいよなぁ~、いつかは奥さんと一緒に・・・」という思いに駆られています。

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月刊『理念と経営』5月号 編集長インタビュー

「日本らしさ」こそ、訪日観光客にとって最大の魅力 

九州旅客鉄道株式会社 代表取締役会長 唐池 恒二氏


日本の原点のようなものが九州にはあると思いますね。
弥生時代の吉野ヶ里遺跡や宮崎の神社群など古代のものもあるし、
中世で言えば戦国武将が築いた名城なども残っています。

観光では、1934(昭和9)年、日本で最初に3つの地域が国立公園に
指定されました。瀬戸内海、雲仙、霧島です。九州は2つも入っていま
す。それに世界でもトップレベルの温泉群もあります。

つまり、歴史的にも日本の原点だし、観光においても日本の原点なの
が九州だと言えるともいます。

訪日観光客が日本に訪れる「五大目的」は何かというと、
1.食、2.温泉、3.日本の伝統と文化、4.自然の景観、5.買い物です。

2.と3.と4.はいま話した通りです。

1.の食については、九州は「食の王国」ですから、
和牛に豚、鶏、魚、果物や新鮮野菜、どれをとってもおいしい。

5.の買い物は福岡の博多や天神あります。


―― 観光資源を背景にしたJR九州の役割。

いま、九州内にJR九州が得意とする「デザイン&ストーリー列車」が
12本ほど走っています。これらに乗りたい海外の方が多いんです。その意
味で、九州に行こうと思う最初のきっかけづくりの一つをわれわれが担っ
ている。その自負はあります。

―― さらに地元の人たちとの相乗効果が生れ、リピーターも増える。

そこで大事なことは変に海外の人に媚びないことです。日本人らしい、
あるいは郷土の郷土らしいものを前面に出して、それを育てていくと海外
の人たちは必ず目を向けてくれます。

―― 自分たちが持っている良さ、強みを押し出す。

海外の人はホテルというより日本的な宿に泊まりたいんです。湯布院の
旅館に泊まったということが自慢になる。つまり巨大なホテルでなく小さ
な旅館でも十分に太刀打ちできるということです。

これは中小企業の皆さんにも言えると思います。その技術力の高さは日
本の強みです。それを磨けば、一つの企業が訪日の目的にならないとも限
りません。


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■「自社らしさ」を育てる経営をしていますか?

業界や競合企業を意識し過ぎて、「自社らしさ・良さ・強み」を埋没させていませんか?

また、自社らしさを磨く経営ではなく、つい「利益=儲け」に走ってしまい、

儲かっているからと言って、事業目的と違うことに使ったりしていませんか? 

利益は儲けではなく、あくまでコスト(費用)です。

自社らしさを磨くために利益を使い、"自社ならでは!""自社にしかない!"という

差別化を生み出しているところが利益を出しています。


皆さんの会社の「自分らしさ」とは、何ですか?

株式会社日本創造教育研究所 (日創研)

大型連休の前半が終わり、早いもので昨日から5月に入りました。


明日から後半の連休が始まりますが、お仕事の方や
ここぞとばかりに家庭貢献する方など、
皆さんはどのようにお過ごしの予定でしょうか?

 

さて、先週は日創研長野東信経営研究会特別例会の5時間セミナーのため、
長野県の上田市を訪問してまいりました。


「企業の成功法則~社長力・管理力・現場力の三位一体論~」について、

経営知識・経営情報・経営ノウハウの三つについて学びました。


参加者の皆さんは、とても真剣に学ばれていました。

 

経営にとって「情報は命」です。


経営情報の中で最も重要な情報は、皆さんは何だと思いますか?

 

それは「顧客情報」です。

 

私たちの一番の仕事は「顧客の創造」「関係性の維持継続」です。


いかに新たなお客様を増やし、長年にわたってお取引して頂けるようにするか、


私たちは絶えずお客様からの期待度・満足度を、日頃から高めておくことが大切です。

 

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お客様は常に現場にいらっしゃいます。


現場の社員さんが、顧客情報をどれだけ敏感に掴み取って、

速やかに対応出来る仕組みになっているかが、

期待度や満足度を高めるカギですね。

 


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■念いが変わると売るものが変わる!

 

滋賀県東近江市の今町にある、安心とありがとうのお葬式を提案する
「クリスタルホール」を営む、株式会社クリスタルを訪問してきました。

 

「クリスタルホール」は地元の小さな商圏で、一人勝ちでした。


井ノ口 章善(あきよし)社長は「そういう時こそ、毒が入る・・・」と、
危機感を包み隠さずお話し下さいました。

 

葬祭業はJA(農業協同組合)や他地域からの参入、
最近では、アマゾンが「お坊さん便」を始めたのは話題になりましたよね。


つまり、既存の葬祭業は価格競争を仕掛けられてしまったわけです。


やはり受注件数が落ちて単価も下がり、売上は急降下しました。

 

■売上急降下の原因を外部環境に求めたら、業績は回復しない

 

売上が急降下すると、その原因をつい外部環境に求めてしまいがちです。


「しかし、外部環境はどこも同じ。『業績不振の原因は社内にあり!』」と、
 
井ノ口社長は気づいたのです。


「株式会社クリスタルは、なぜ葬儀をしているのか?何のために葬儀をしているのか?」と、

事業目的に立ち返って、全社員で理念を考えました。

 

■お客様は?・・・そのお客様の「満足」は?

 

「これまでは、亡くなってからが仕事だと思っていましたが、違う!
 お客様が生きている間からが仕事」とパラダイムシフトしたのです。


「幸せに生きてもらう、幸せに亡くなってもらう」


よく考えたら「自分たちも年を取ったら困る」と、お客様のお困りごとを解決してきました。


今ではお客様から「私の時もお願いね・・・」と言われているそうです。

 

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お客様は、自社の商品やサービスに対する「満足」を買っています。

 

私が尊敬しているドラッカー博士も

「顧客を満足させることが、企業の使命であり目的である。

 したがって、我々の事業は何かとの問いは、

 企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる。」

と記しておられます。

 

業績の良い会社は、「お客様は誰か?」を的確に絞り込み、

そしてそのお客様にどんな「満足を提供するか?」を研究して、

満足度を高めています。

 

お客様の満足度が高いから、繰り返しわが社を利用して下さり、ご紹介も頂けるのですね。

 

皆さんはどのように満足度を高めていますか?


お客様が本当に求める満足を提供出来ていますか?

 

 

株式会社日本創造教育研究所(日創研)

 

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