2013年に運行開始した、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」。
相変わらずの大人気です。
あの世界の王貞治さんから「知り合いが乗りたい」と頼まれてもお断りしたという、
一人の例外も作らない徹底ぶりが、ブランドの価値を高めているのでしょうね。
社内のお客様も手を振り楽しそうに出発される光景を何度か見たことがあります。
月刊『理念と経営』5月号 編集長インタビュー
日本の原点のようなものが九州にはあると思いますね。
弥生時代の吉野ヶ里遺跡や宮崎の神社群など古代のものもあるし、
中世で言えば戦国武将が築いた名城なども残っています。
指定されました。瀬戸内海、雲仙、霧島です。九州は2つも入っていま
す。それに世界でもトップレベルの温泉群もあります。
が九州だと言えるともいます。
1.食、2.温泉、3.日本の伝統と文化、4.自然の景観、5.買い物です。
2.と3.と4.はいま話した通りです。
1.の食については、九州は「食の王国」ですから、
和牛に豚、鶏、魚、果物や新鮮野菜、どれをとってもおいしい。
5.の買い物は福岡の博多や天神あります。
―― 観光資源を背景にしたJR九州の役割。
いま、九州内にJR九州が得意とする「デザイン&ストーリー列車」が
12本ほど走っています。これらに乗りたい海外の方が多いんです。その意
味で、九州に行こうと思う最初のきっかけづくりの一つをわれわれが担っ
ている。その自負はあります。
そこで大事なことは変に海外の人に媚びないことです。日本人らしい、
あるいは郷土の郷土らしいものを前面に出して、それを育てていくと海外
の人たちは必ず目を向けてくれます。
海外の人はホテルというより日本的な宿に泊まりたいんです。湯布院の
旅館に泊まったということが自慢になる。つまり巨大なホテルでなく小さ
な旅館でも十分に太刀打ちできるということです。
これは中小企業の皆さんにも言えると思います。その技術力の高さは日
本の強みです。それを磨けば、一つの企業が訪日の目的にならないとも限
りません。
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